底無し沼
ギャンブル依存症は治らないと言う人がいる。
果たして本当にそうだろうか?
自分は中学生からギャンブルにはまって30年近く。今までにいくら負けてきたか?
2,000万か3,000万か?ひょっとしたらそれ以上か?
小規模個人再生を2回、債務整理を1回。
しこたま負けているにも関わらず、未だにギャンブルにはまっている。
その原因は、まだお金があること。
幸いにも安定した職に就いており、ゴリゴリのブラックにも関わらず借金まで出来る。
病気の両親からもお金を奪っている。
この余力が無くなった時、きっとギャンブル依存症から抜けられると思う。
逆にいうと、余力がある限りはギャンブル依存症は治らない。しかしながら、余力が全く無くなった時、それは死を意味する。
余力が無いところまで追い詰められたら死を選ぶような気がする。
つまり…私が生きている間はギャンブル依存症は治らないのである。
実際にギャンブル依存症から立ち直った人もいるかもしれないが、私には不可能ということである。
今までギャンブルをやり続けたおかげで、本当に多くの物を失った。お金、愛、人間の気持ち。
昔に戻りたいと思う事は有っても、後悔は意外とない。それは私にとっては必然の人生。昔に戻って人生をやり直したとしても、ギャンブルから足を洗う事は無いと思う。
底無し沼
私は今週末も競馬に向き合う。
それが私の人生。